恋人作りに現代人の御用達
「マッチングアプリ」。
実は平安時代の貴族の恋愛の様式と
似ている部分がありました！
今回は、平安時代の恋愛とマッチングアプリ
について書いていこうと思います！！
まずは、軽～く
平安時代の貴族の恋愛とマッチングアプリ
がどんなものなのか紹介します。
平安貴族の恋愛
男女の出会いの流れについて書いていきます！
ステップ1 噂を聞く
平安時代、貴族の女性は親など親しい人を除いて、人に顔を見せることはタブーでした。
また外出することも稀であったため、男女の出会いはまず噂からでした。
男は女性の乳母や女房、兄弟が流す噂を聞きつけます。
ステップ2 和歌のやりとり
噂を聞き付けた男性は女性に和歌を送ります。
女性は、気に入らなければ返事をしませんでした。
女性は1回目の和歌には返事をしないことが多いようで、
2回目、3回目くらいに返事を返します。
男性は帰ってきた文面などから相手の教養の高さを判断し、思いを募らせました。
ステップ3 垣間見をする
和歌のやりとりと並行して、垣間見をします。
垣間見とは、塀の隙間などから女性の家をのぞき見ることです。
ステップ4 男性が女性の家を訪れ、逢瀬を重ねる
男性は、暗くなってから女性の家を訪れ、逢瀬を重ねます。
明るくなる前に帰るのがルールで、
帰った後、男性は女性にお礼の和歌（後朝の文）を送ります。
ステップ5 男性が3日女性のもとに通って結婚成立
3日間通うと、結婚成立となります。
3日目に三日夜の餅の儀が行われ、翌朝、
露顕しの儀が行われました。
マッチングアプリ
ステップ1 いいねを送る
男性が女性にいいねを送ることが多いです。
写真をじっくり見てからいいねを送る場合と、
あんまり深く考えずにいいねを送る場合があります。
ステップ2 マッチングの成立
いいねを受け取った側が、承諾するとマッチングする場合と、
女性側も男性にいいねを送って相互いいねの状態でマッチングする場合があります。
マッチング後、メッセージのやりとりを始めます。
ステップ3 デートする
メッセージのやりとりから、
男性がデートに誘い、女性が承諾したら
実際に会うことになります。
当然、逆の場合もあります。
ステップ4 付き合う
数回デートを重ね、お互い相性が合う場合
どちらかが告白し、付き合うことになります。
平安貴族の恋愛とマッチングアプリの共通点
実際に会うまで顔が分からない
平安時代では垣間見、
マッチングアプリでは写真が見れます。
しかし、垣間見は遠くから見るものなので、
はっきりと女性の顔は見れません。
マッチングアプリの写真は、自分が良く写っている、つまり盛れている写真を掲載することが多いです。
両者とも、はっきり相手を見たことがあるわけではないので、実際会ってみるとイメージと違うことが多々あります。
会うまでにメッセージのやりとりが必要
平安貴族は和歌、
現代人はメッセージを送る必要があります。
平安貴族は、和歌から相手のセンス、教養、性格、出世の見込みを読み解きます。
現代人は、メッセージから相手の雰囲気を読み取り、趣味などから自分との共通点を探します。
また、働いている職種から将来性を見極めることもあります。
拒否できる
平安時代、和歌が送られてきたとしても、気にいらなければ無視できました。
現代も同様で、あまり好みでない人からいいねがきた場合、無視することができます。
たとえ一度マッチングしたとしても、返信が帰ってこなくなることもあるので、現代人は大変です笑
おわりに
今回は、平安貴族の恋愛とマッチングアプリの共通点について書いていきました。
昨今では、コロナ渦の影響で人と人とのつながりが薄れ、オンライン上で出会いを求めるマッチングアプリがメジャーな出会いの手段となっています。
昔も今も恋愛の形態に共通点があるのは、
面白いですね！
読んでいただきありがとうございました！
それではまた！
