・インカレに興味がある
・メリットやデメリットは?
大学に入ったらサークルに入って色んな人と仲良くなり、交友を広げたいと思う大学生は多いです。そんな大学生にとってインカレサークルは有力な選択肢の1つです。
インカレサークルとは、複数大学の学生が参加する学外サークルのこと。学内サークルより交流の幅が広がる一方で、運営ルールや移動・費用面などデメリットも存在します。
そこでこの記事では、インカレサークルに入部経験のある筆者が、
- インカレサークルの基本(学内サークルとの違い)
- メリット
- デメリット
- 失敗しない選び方
をわかりやすく解説します。この記事を読めば、インカレサークルがあなたに向いているか・向いていないかが分かります。
インカレサークルとは

インカレサークルとは、「複数の大学の学生が参加できる学外サークル」です。通常のサークルが、大学内でのコミュニティーであるのに対して、インカレサークルは大学をまたぐコミュニティーと言えます。
インカレサークルは多くの場合、大学の非公認のサークルであることが多く、活動場所は学外施設となる傾向が高いです。サークルの種類としては、テニス・フットサルなどの運動系、音楽・ダンス・写真・語学・企画運営・ボランティアなど文化系までジャンルは幅広いです。
インカレサークルと通常のサークルの違いをまとめると以下のようになります。
| インカレサークル | 学内サークル | |
| 参加者 | 他大学の学生が混在 | 自大学の学生中心 | 
| 活動場所 | 学外施設が多い | 学内施設が多い | 
| 人数 | 多い傾向 | 規模による | 
| 費用 | 交通費等かかりやすい | 抑えやすいことが多い | 
インカレサークルは危ないって本当?



インカレサークルとは、様々な大学の学生が集まるサークルのことでした。
インカレサークルと聞くと、お酒や男女間の問題で危ないというイメージがあります。
ここではインカレサークルが危ないのかについて説明していきます。
結論、インカレサークルが危ないかはサークルによるというのが実情です。
筆者が2年程度在籍していたインカレサークルは、筆者の大学を拠点として、女子大の人が入ってくるという形式のインカレサークルでした。内部で危ないことをしているのかと言われれば全くそんなことはありませんでした。
実はインカレサークルは、色々な大学の人が集まるコミュニティーというだけで、危険度は学内のサークルと大きな違いはありません。
学外・学内に関わらず、
- 活動が飲み会中心
- 新歓で合宿があり、泊まる必要がある
等の特徴があれば、危ない可能性があります。
インカレサークルと学内サークルで危険性に差があるとすれば、それは取得できる情報量に差があることです。
学内サークルの場合、「あのサークルはやばい・危ない」といった噂が大学内である程度共有されます。そのため、自ら避けることができますが、インカレサークルで拠点が自分の大学外にある場合、情報がSNSからしか取得できない場合もあるので注意が必要です。
インカレサークルのメリット



ここからはインカレサークルのメリットについて共有していきます。
インカレサークルのメリットは主に3つです。
- 交友関係が広がる
- 就活のガクチカになるかも
- 恋人ができるかも
交友関係が広がる
最大のメリットは交友関係が広がることです。
学部・学年・大学をまたいだネットワークができ、取得できる情報量が跳ね上がります。
- アルバイト
- 就活
など、自分の大学の基準を超え、他の大学生がどのように取り組んでいるのかを先輩の話などを通して情報収集できるのはメリットと言えます。
インカレサークルの場合、人数が数十人から数百人となる場合も多く交流関係は広がります。
就活のガクチカになるかも
インカレサークルでの経験は就活のガクチカになり得ます。
特に運営側(代表・副代表・幹部等)の経験がある場合はガクチカになります。インカレサークルの場合、人数が多いので、「どのように大人数のコミュニティーでリーダーシップを発揮したのか」等、就活時に話せると有利になる経験を得ることができます。
ただ、飲み会中心のインカレサークルに入っても、話す話題も多くはないためサークル選びは重要です。
恋人ができるかも
交友関係が広がることからも恋人ができるかもしれません。
出会いの数が増えるという面はメリットの1つです。



インカレサークルのデメリット



ここからはインカレサークルのデメリットについて共有していきます。デメリットは主に3つです。
- 入部前に取得できる情報が少ない
- 学内サークルと比べると緩い活動になりがち
- インカレの活動以外のお金がかかる
入部前に取得できる情報が少ない
デメリットの1つ目は入部前に取得できる情報が少ないことです。
学内サークルだと「あのサークルは飲みサーらしい」、「あのサークルは練習がきつくて留年した人も多いらしい」等、噂が耳に入ってくることも多いです。また、新歓祭などでブースでサークルの説明をしてもらうことができたり、学内施設で行われている体験会にふらっと参加することが可能です。
インカレサークルの場合、SNSで見かけて入部するというケースも多く、学内サークルと比べると取得できる情報が少なく、ミスマッチになるかもしれません。
学内サークルと比べると緩い活動になりがち
デメリットの2つ目は、学内サークルと比べると緩い活動になりがちだということです。
様々な大学の学生が集まるインカレサークルでは、
- 大学ごとにテストなどのスケジュールが違うこと
- 活動場所と大学との距離が離れている
ことからも、人が集まる活動を行ううえで制約があります。
学内のサークルだと、大学が終わった平日に集まることができる反面、インカレサークルでは土日に集まるということも少なくありません。
活動頻度がどうしても少なくなるので、緩いサークルになりがちです。なにか1つのことに打ち込みたいという人には向いていないかもしれません。
活動以外のお金がかかる
デメリットの3つ目は、インカレの活動以外のお金がかかることです。
インカレサークルでは大学の近くの場所で活動するわけではないので、活動場所に行くための交通費等、活動以外のお金が結構かかります。
バイトの回数などが限られ、お金のない大学生にとって交通費のようなお金は結構お財布に痛いです。
インカレサークルの失敗しない選び方



ここまででインカレサークルのメリット・デメリットを解説しました。
ここからは失敗しないインカレサークルの選び方について説明していきます。
インカレサークルの正しい選び方のコツは主に3つです。
- 雰囲気と相性を最重視
- 費用の事前確認が大事
- 新歓などで複数見学してみる
雰囲気と相性を最重視
インカレサークルの選び方として重要なのはサークルの雰囲気と自分の相性です。このサークルなら「自然体でいられるか」を軸に選ぶのがおすすめです。直感的に選びましょう。
たまにインドア系が好きなのにも関わらず、明るい雰囲気に引かれアウトドア系のインカレサークルに入ろうとする人がいますが、自分のキャラに合わないサークルに入っても長く続きません。
自分とサークルにいる先輩の雰囲気がある程度合致していることは、長く・楽しく活動を続けていく上で必須の条件です。
費用の事前確認が大事
費用に関しては事前の確認が大事です。
サークルは学生生活の中心ではなくひとつの要素です。学業・就活・趣味・生活費と同じ財布から支出する以上、インカレサークルにかかるお金が想定より高いと、その分を埋めるためにバイトを増やす必要が出てきます。
バイト時間が増えれば、授業準備や成績、就活の準備、睡眠や余暇の時間が削られ、サークル以外の大切な部分に影響が及びます。
だからこそ、入会前に費用の全体像(年額・月額・臨時費)を必ず確認しましょう。会費だけで判断せず、施設・交通・合宿・イベント・備品などを含めて「この金額なら無理なく続けられる」という上限ラインを自分で決めておくことが大切です。




金銭的な観点からそのサークルを続けることができるかを考えよう
新歓などで複数見学してみる
インカレサークルは複数見学するのがおすすめです。
1年生の春や秋などの新歓期は色々なサークルを比較するチャンスです。色々なサークルが新歓を行っているのに、参加しないのはもったいないです。
自分にとって最適なサークルを見つけられるよう、とにかく複数見学するようにしましょう。
よくある質問
学内サークルと掛け持ちはできる?
できる場合が多いです。
しかし、掛け持ちを禁止しているサークルもあるので注意が必要です。また、手続き的な掛け持ちはできても、学業やバイトとの両立、金銭的な観点から続けるのが難しくなるケースもあります。
掛け持ちをするときは、続けることができるかを吟味してから入部するようにしましょう。
1年の途中からでも入れる?
多くの場合は可能です。
しかし、新歓期以外は入部を受け付けていない場合もあります。
また、新歓による情報収集ができないリスクや、グループが既にできあがっているリスクもあるので早めに行動するのがおすすめです。
まとめ
いかがだったでしょうか?
今回は、インカレサークルについて、メリット・デメリットを解説しました。
インカレサークルとは、複数大学の学生が参加する学外サークルです。
交流の幅が広いことや、大きなコミュニティーの運営経験が積める可能性があるなど、学内だけでは得にくいメリットがあります。一方で、活動場所が広域になりやすいぶん移動や費用が増えがちであったり、学内サークルと異なり、情報の取得がしづらい、といった注意点もあります。
インカレサークルを選ぶときは、自分とサークルの相性や、金銭的な観点から長く活動を続けることができるかを基準に選ぶのがおすすめです。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
それではまた!













