新元号の「令和」。実は万葉集から来た言葉なんだ
万葉集についてもっと知りたいけど、
どういう本を読んだらいいか分からない
今回は、新元号「令和」の元となった「万葉集」のおすすめの本と読み方を、万葉集に関して十冊以上読んだ私が厳選して紹介します!!
・【難易度別】万葉集のおすすめの本
・【目的別】万葉集のおすすめの読み方
万葉集とは
万葉集とは、7世紀後半から8世紀後半にかけて編纂された日本最古の歌集です。
万葉集との特徴は、ずばりいろんな人の感情が表現されていることです。
「恋愛」、「出世」、「お酒」、「死生観」
など、とにかくいろんな人がいろんなカテゴリーの歌を詠まれています。
風流で優雅なイメージがあるかも知れませんが、全然そんなことない。
下ネタの和歌もあるくらいです笑。
現代人は、「万葉集」を詠むと、いろんな人の気持ちが追体験できて、
今も昔もあんまり変わらないんだなーと思わず共感していまいます。
「令和」の出典は「万葉集」
新元号の「令和」の文字は、万葉集の「梅花の歌」の序文(説明文)からきています。
「初春の令月にして、気淑く風和ぐ」
「初春の綺麗な月で、空気が澄んでいて、風は穏やか」という意味です。
ちなみに、「梅花の歌」の序文というのを説明すると、
梅の花を見るために集まった宴会があって、集まった人がそれぞれ和歌を詠んでいくんですけど、
その宴会の様子を説明した文章です。
おすすめの本
それではさっそくおすすめの本を紹介します。
これだけは読んでほしい!!【初級編】
万葉集の最初の一冊として一番おすすめしたいのがこの本です!!
一押しポイントはなんといっても訳がめっちゃ面白い!
和歌と訳が見開きで対応づけられていて、分かりやすい!
現代も1300年前の人も恋愛に関して考えていることは同じなんだな~と思わされます!
万葉集や昔のことをもっと知りたい!【中級編】
万葉集時代の生活がどのようなものだったのか知りたいあなたにおすすめ!!
予備校講師の岡本莉奈さんが執筆した本で、和歌を通して「万葉集時代の生活」が分かります!
また、万葉集では和歌を送った場合、受け手が返答して和歌を返すことが多いです!
つまり、歌の送り手と受け手は何らなの人間関係があるわけです。
この本では、キャラクターを使って分かりやすく「万葉集に歌の詠み手同士の関係」を理解できます!
エロから万葉集を知りたいあなたにおすすめ!!
この本では、万葉集の男と女のエロい関係から、万葉集の時代の生活習慣・文化を理解できます!!
万葉集の恋愛や下ネタの部分を知りたい人には一押しの本です。
ほんとに読んで良かった!!笑
歴史のエピソードから万葉集を知りたいあなたにおすすめ!!
万葉集って、
「万葉集という歌集を作ります!Aさん。Bさん。掲載してあげるので歌を詠んでください」
っていう風に、
今の漫画雑誌のように、掲載してもらうために歌を詠むのではなくて、
「Aさん、Bさんの歌はすごくいいから、万葉集にまとめよう」という風に、
歴史の登場人物が詠んだ歌とか作者の名前はわからないけどいい歌を集めてきている歌集なんですよね!
つまり、歴史のエピソードと密接に関係するわけです!
この本は、和歌を通して、歴史の人物やその人がなにをしたのかをエピソードを通して学べます!
最後はなんといってもこれ【上級編】
最後はこれです!!原文と現代語訳の本です。
特徴はなんといっても分量です!約4500首あります!
解説の本は、歌を厳選してしてるので、全部の歌は読めません。
解説本で紹介されなかった面白い歌を探すのが、とにかく楽しい笑
おすすめの読み方
とりあえず雰囲気を知りたいあなたへ
とりあえず、この一冊を読んでみましょう!
もっと知りたいと思うこと間違いなし!
知識を得たいあなたへ
【初級編】から一冊、【中級編】から二冊をおすすめします!
この一冊を読んだ後に、
【中級編】から二冊読むと、万葉集の歴史背景や構成、面白い歌がだいたい分かると思います!
万葉集を味わい尽くしたいあなたへ
【初級編】から一冊、【中級編】から三冊、【上級編】から四冊です!
【初級編】で雰囲気を感じて、【中級編】で知識を得て、【上級編】にチャレンジしてみましょう!
おわりに
いかがだったでしょうか?
今回は、万葉集に関するおすすめの本と読み方について説明しました!
万葉集を読んでいて分かるのは、現代の人も昔の人もあんまり変わらないってことです。
今回の紹介で、少しでも万葉集に興味をもってもらえるとうれしいです!
読んでいただきありがとうございました!!それではまた!!